ファクタリングの仕組みを学ぶ

ファスティングの仕組み ファクタリング

ファクタリング契約の登場人物

ファクタリングの仕組みを学ぶにあたり、まずはファクタリング契約に関係してくる登場人物をおさらいしておきましょう。

ファクタリング契約を結ぶにあたっては、以下の3社が関係してきます。

① 自社(A社):ファクタリングを使って資金調達をしたい会社

② ファクタリング業者:売掛債権の買取を行う企業

③ 売掛先(B社):A社に対してまだ支払っていない売掛金がある会社 A社の取引先

自社を含めた、この3社によるお金の動きを見ていくことで、ファクタリングの仕組みをスムーズに理解することができるはずです。

 
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ファクタリングの仕組みを知ろう!

簡単に仕組みを説明すると「ファクタリング業者から予定よりも早く入金してもらう代わりに手数料を支払う」という金融取引がファクタリングです。

続いてもっと詳しく仕組みを見ていくにあたって、以下のような専門用語が出てきます。
似ているようで意味が異なりますので、一つ一つを理解していきましょう。

掛け目とは

掛け目…「債権金額全体の内、何%を買い取るか」という基準

掛け目は審査によって決められます。基準としては、債権の信用度合いが高いかどうかという点が重要なポイントとなるでしょう。

ファクタリング会社は、企業が持ってきた債権を現金で買い取る代わりに、債権回収業務を行いますよね。無事に債権回収ができれば、ファクタリング手数料分の利益が発生しますが、債権回収ができずに終わってしまうと多大な損失が発生します。

そこでファクタリング会社は、債権回収するまでに“補償金”として手元にお金を置いていくのです。この手元に置いたお金は、債権回収が無事に終わった後に返金されます。債権回収ができずに終わってしまうと、この補償金も帰ってきません。

では貴方がファクタリング会社の人間だとします。

「債権回収が簡単そうな信用度の高い債権」

「債権回収に不安が残る信用度の低い債権」

同じ補償金で大丈夫だと思いますか?回収が簡単そうな契約であれば補償金は少額でもいいですが、回収が難しそうな債権には高めの補償金をかけておきたいですよね?

このように、売却する債権の信用度合いによって補償金の割合を決めるためのパーセンテージのことを“掛け目”というのです。

例)1,000万円の売掛債権を売却する場合

掛け目80%→買取金額800万円

掛け目70%→買取金額700万円

100%に近いほど「掛け目が高い」100%から遠くなるほど「掛け目が低い」と表現します。

信用度合いの高い債権を売却する時、掛け目は高くなり買取金額もそれに比例して高くなります。

留保金とは

留保金…売掛金が入金された後に返金される、補償金のようなもの
    売掛債権満額-掛け目により計算された金額=留保金

売却する債券の金額と掛け目から計算された買取金額の差額が、留保金としてファクタリング会社に保管されます。

例1)1,000万円の売掛債権を掛け目80%で売却する場合
1000万円-800万円(買取金額)=200万円(留保金)例2)1,000万円の売掛債権を掛け目70%で売却する場合
1000万円-700万円(買取金額)=300万円(留保金)

売却した債権全体の金額から買い取ってもらった金額を引いた残りが、留保金です。

この留保金はファクタリング会社に取られてしまう訳ではなく、債権回収が無事に済めば返金されますので、ご安心ください。

 

専門用語も交えてファクタリングの仕組みをおさらい

ファクタリングを利用した時のお金の流れを、上記の専門用語を交えておさらいしてみましょう。

例1)1,000万円の売掛債権を掛け目80%で売却する場合
買取金額の計算方法:
1000万円(売却債権の額)×80%(掛け目)=800万円(買取金額)

留保金の計算方法:
1000万円(売却債権の額)-800万円(買取金額)=200万円(留保金)

  • まず、買取金額である800万円が現金で入金される
  • ファクタリング会社が債権を回収
  • 留保金200万円から、ファクタリング手数料を引いた金額が返金される

契約によって何が起こる?

掛け目や留保金といった専門的な用語も出てきたため、ファクタリングが難しいもののように感じている方も多いでしょう。

そこで、ファクタリングの仕組みをよりわかりやすく解説するために、ファクタリング契約を行うことで、それぞれの会社にどのようなことが起こるのかをまとめてみました。実際の使われ方を見ることで、それぞれの言葉の意味や仕組みが理解できるはずです。

自社(A社)

・ファクタリング会社からの1回目の入金(債権金額×掛け目=入金金額)

・ファクタリング会社からの2回目の入金(留保金-手数料=入金金額)

まずは、自社です。

契約後、ファクタリング業者から入金が行われます。入金額というのは、売却した債権の金額満額ではなく、そこから“ファクタリング手数料”“掛け目”を引いた金額です。

 

今回の契約が【200万円の債権を売却 掛け目80% 手数料合計8万円】だとします。この場合、1回目の時点で入金されるのは200万円(債権金額)×80%(掛け目)で160万円という計算になります。

そして2回目の入金では、20万円(留保金)-8万円(ファクタリング手数料)で12万円が返ってきます。

つまり、A社は今回のファクタリング契約において8万円損失を出しているということになります。手数料こそ発生しますが、160万円の現金を早期に調達することができるのは大きなメリットでしょう。

 

ファクタリング業者

・A社への1回目の支払(債権金額×掛け目=支払額)

・B社への債権回収

・A社への2回目の支払(留保金-ファクタリング手数料=支払額)

・手数料分の利益の発生

つづいてファクタリング会社について見ていきましょう。
まずは契約後、買取金額としてA社へ支払義務が発生します。この時支払う金額は、買い取った債権の金額から留保金を差し引いた金額です。

そして買い取った債権の回収業務を行います。B社からの入金を待つということですね。売掛金の入金を確認した後、A社への2回目の送金を行います。この時は、留保金として預かっていた20万円から、手数料を差し引いた金額を返金していくイメージです。

ファクタリング会社は、ファクタリング手数料を得る代わりにB社からの債権回収を行う必要が出てきます。B社からの支払が行われなかった場合、ファクタリング会社は大きな損失を出してしまいます。そのため、審査はA社の経営状態よりも、売掛債権の信用性に重きを置いて行われます。

売掛先(B社)

・ファクタリング会社への支払(当初の請求書から変更なし)

最後に、売掛先であるB社についてです。
ファクタリング契約を行ったとしても、基本的にB社は何も影響なしと言えるでしょう。支払う金額も変わりませんし、入金日も変更されることはありません。

A社とファクタリング業者との契約内容によっては、支払先がA社からファクタリング業者へと変更になる可能性もありますが、その場合でも金額や入金日には変更は発生しません。

A社がファクタリングを行ったことによるメリットもありませんがデメリットもありませんので、「影響なし」という言葉が最適ではないでしょうか。

ファクタリングを使って債権を流動的に活用しよう

掛け目や留保金など専門的な用語が並びましたが、簡単にポイントをおさらいしましょう。

・審査により決められた「掛け目」というパーセンテージに則り、買取金額が決まる

・買取金額が先に入金される

・留保金から手数料を引いた額が、後日返金される

・ファクタリング手数料がファクタリング業者の利益

・売掛先(取引先)は、ファクタリングによる影響は受けない

売掛債権のままでは、入金を待つのみで全く流動性のない資産です。ファクタリングをすることで満額ではないものの債権の早期現金化が可能となります。

債権から現金になることで流動的に活用することができ、企業の資金繰り改善や設備投資などに運用することができるでしょう。

 
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