ファクタリングで延滞した場合どうすればよいのか?

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ファクタリングにおける延滞とは?

ファクタリングは、売掛債権の売買契約なので「延滞」という言葉とは無縁のように感じる方もいらっしゃるでしょう。

延滞が起こり得るのは、2社間ファクタリングを利用している場合です。

例)A社…ファクタリングを利用する会社

B社…A社の取引先 ○月30日にA社へ200万円を支払う

売却債権金額:200万円  手数料:20万円

(1).A社とファクタリング会社にて2社間ファクタリングの契約を交わす

(2).ファクタリング会社からA社に180万円の入金(200万円-20万円)

(3).〇月30日、B社は約束通りA社に200万円の支払い

(5).A社は、B社から振り込まれた200万円をファクタリング会社に送金

これが、2社間ファクタリングの簡単な流れです。

2社間ファクタリングを結んだ場合、A社とファクタリング会社で契約は結ばれ、B社へは何も知らされません。ファクタリング契約によって、200万円の受け取り権利はA社からファクタリング会社に譲渡されています。しかしB社はファクタリング契約が行われていることを知らないため、(3)にてA社に支払を行っています。

(3)でA社が受け取ったお金は、ファクタリング会社に受け取り権利があるものですので(4)にてすぐに送金する義務があります。

この(4)を行わないと“延滞”が発生するのです。

延滞が発生する理由としては、(3)で受け取った現金を使いこんでしまうこと・(4)の手続きを失念していたことなどがあげられます。

また、そもそも(3)が取引先の都合で遅れてしまうということも考えられるでしょう。

 
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延滞しても大丈夫?

初めてファクタリングを利用した場合など、手続きに不慣れで(4)の工程を失念していたということであれば、ファクタリング業者から連絡が来た時点ですぐに支払をしましょう。

何度も同じことを繰り返しているという悪質な場合でなければ、1回目で大事になることは考えにくいです。

問題は、(3)で受け取ったお金を使ってしまい払うことができなくなってしまった場合です。ファクタリング会社から連絡が来ても、使ってしまったお金を払うことはできませんよね。

先ほども触れたように、債権をすでに譲渡済みとなりますので(3)のお金を受け取る権利はA社にはありません。そのため、(3)で入金されたお金は経理業務上「預金」として処理されます。自社に権利のないお金を預かったという状況にて、そのお金を使いこんでしまうということは「横領罪」にあたり、犯罪です。

自分の会社の口座に振り込まれたからといって、勝手に使ってはいけないお金なのです。

延滞するとどうなるの?

まずは支払いが滞っていることに対する連絡が来るでしょう。

支払う意思がない・横領により支払ができない状態と見なされれば、取引先業者への連絡が行われます。契約時に交わしている「債権譲渡通知」が取引先に送付されることとなり、ファクタリング契約でB社の債権を売却したということが知られてしまいます。

その後も、電話や郵送・来訪などで返済を求められることになるでしょうが、返済に応じず話し合いにも応じないなどの対応を取っていると、ファクタリング会社に悪質だと判断され、最終的には刑事告訴を起こされて横領罪として法的措置を取られることになるでしょう。

利息は発生する?

ファクタリングは貸金ではありませんので、延滞しても利息が発生することはありません。発生する可能性があるのは“遅延損害金”です。

本来支払うべき金額に、遅延損害金が上乗せされて「損害賠償金」として請求されるのが一般的なパターンです。

先ほどの例であれば(4)で200万円を払っていればよかったものの、支払いができないがために本来の「200万円+遅延損害金」を請求されてしまうでしょう。

その金額については、各ファクタリング会社によって大きな差があります。契約書にて、義務違反・損害賠償・違約金などの項目がありますので、契約前によく確認しておきましょう。

企業は信用力が重要!

2社間ファクタリングを選んで契約しているということは、売掛先である相手先企業にファクタリング契約を知られたくないということですよね。

「資金繰りが厳しい企業だと思われる」「倒産しそうな会社だと思われそう」といった風評被害を懸念して2社間ファクタリングを選択する方は非常に多いと言われています。

しかし、高いファクタリング手数料を払ってまでせっかく2社間ファクタリングを選択したにも関わらず延滞を起こしてしまうことで相手先にファクタリング契約が知られてしまっては元も子もありません。

なんの事前連絡もなしにファクタリング会社から債権譲渡通知が送られてきたとしたら、いい気分はしませんよね。3社間ファクタリングを結んだ時に懸念していた風評被害とは比にならないほどの信頼関係を壊す被害が出ることでしょう。

インターネット上などで、支払いを踏み倒すことを「飛ぶ」と表現しているのを多く見かけます。「ファクタリングは、融資じゃなく違法な業者も多いから飛ばしてもOK」といった書き込みもありますが、踏み倒してはいけません。

事業を営むにあたって、最も重要視するべきは「社会的信用力」です。2社間ファクタリングを使う時は、振込まれた売掛金は自分のものではないという強い意志をもっておきましょう。

 
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